2018年11月～今年のみかん

いつもこうの果樹園をご愛顧いただきありがとうございます。

今年度は7月の西日本豪雨をはじめ

何度もの台風の襲来と自然災害の多い1年になりました。

自然と隣り合わせの産業で危機感をもって作業をしていますが、

今年度の災害は今まで経験したことのない甚大な被害でした。

当農園も一か所、山が崩落し復旧が不可能な園地があります。

先祖代々作り続けた畑で、15年前にみかん農家の跡を継いだときに夢をもって植え替えた

思い入れのあるデコポン畑でした。植えていたデコポンの木も、モノレールも全て数時間の雨に流され失ってしまいました。

被災後すぐには気持ちを切り替えることが難しい時期もありましたが、何とか家族で頑張り

その他の被害のない園地の手入れをして復旧することができました。

そういった意味でも今年度産のみかんはとても思い入れの強いものになっていると思います。

今年も11月の完熟早生みかんから6月の河内晩柑までの全品種、通年と変わらない生産量が見込める出来となっております。

一玉一玉、心をこめて頑張りますので今年もこうの果樹園をよろしくお願い申し上げます。

こうの果樹園　河野徹

10月半ばの20号のようす

【今年のみかん予想】

●完熟早生みかん・南柑20号みかんの温州系みかん（11月～12月）

　豪雨の後の長い晴天により糖度・甘みが高くなっています。

　その後の初秋の適度な雨で酸が抜け、

　糖度・酸ともにほどよいバランスに仕上がっています。

●デコポン・せとかなどの中晩柑（1月～4月）

西日本豪雨の影響で果実の摘果作業が遅れ、玉太りが心配されましたが

　地道に作業を続けなんとか良い玉に揃ってきました。

　伊予柑、ポンカン、デコポン、清見、せとかなど

　バリエーション豊かな美味しい品種が多い時期です。

　好みの品種をおためしくださいませ。

●河内晩柑などの晩柑（5月～）

　この品種は、樹齢が若いうちは味が乗らずあまり美味しくないのが特徴の品種です。

　こうの果樹園では古い木が15年になり、品質もだいぶ良くなってきました。

　果肉が張り、プチプチ感が出てきた河内晩柑を是非お試しくださいませ。

※※※価格は昨年と変更ございません※※※